うみほー「俺だよお（　＾ω＾）ﾉｼ」

新人？「よろしくお願いします！率直に申し上げます！第一生命の株買いませんか！？」

うみほー「唐突だなあ」

うみほー「何で？」

新人？「第一生命が増資を発表しまして間違いなく株価は上がりますっ！」

新人？「1500です！」

うみほー「単元は？」

新人？「100です！」

うみほー「合わせて？」

新人？「15万です！」

新人？「えっ？ですから第一生命は増資を発表しまして・・・」

うみほー「いや、それはわかった。どうして増資をして買いに繋がるの？」

新人？「えっあっあの！あっあっアメリカの！アメリカの！会社をですね！」

うみほー「キミ落ち着けｗｗｗｗｗｗｗｗ」

うみほー「買収資金にあてるんだ？どんな会社？」

新人？「増資分全額を買収に当てるそうです！アメリカの生命保険会社です！」

うみほー「で？何で買いなの？」

新人？「えっ・・・？」

うみほー「いやいや上がるんでしょ？」

新人？「はい！」

うみほー「何で？」

新人？「えっ・・・あっ・・・その・・・」

新人？「あっ！(何かを思い出したらしい)当然生命保険会社としての信用とよりサービスの向上が期待できるからです！これはポジティブな買いですよ！」

うみほー「市場が好材料と判断するわけだ？」

新人？「はい！好材料です！」

うみほー「そうか・・・じゃあ何で市場は好材料と判断するの？」

新人？「えっ・・・？」

うみほー「（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ」

うみほー「市場が好材料と判断する合理的な理由がわからないと俺も乗れないでしょ？何で？」

新人？「あの・・・第一生命は日本でも大手の生命保険会社で・・・」

うみほー「うん第一生命有名だよね知ってる」

新人？「だからこそ信用があると思います！」

うみほー「大手だから信用買しろと？大冒険だなｗｗｗｗｗ」

いくらなんでもここまで無知なはずがない

新人？「あっプロテクティブ生命です！」

うみほー「そのプロチェ・・発音しにくいなプロテクティブ生命は通販型保険どうなの？」

新人？「つっ通販型保険！？」

うみほー「アメリカでは通販型保険がかなり強いでしょ？日本でもグイグイ伸びてるし」

新人？「・・・そうなんですか？」

うみほー「第一生命であっても従来通りじゃダメじゃん？だからプロテクティブ生命が通販型に強いのなら好材料じゃん？」

新人？「そう・・・ですね・・・」

買いません

・・・・

私はこういう返しをしてしまう・・・我ながら嫌な感じ
セールスにいい顔できないのは一度嫌なことがあってからだー

新人？「はい・・・」

うみほー「だからさっき俺が出したネタみたいに、ちょっとやってみようか切り替えるから」

うみほー『ズバリ社長さん通販型保険って知ってます？』

うみほー『ソニー損保とかって有名ですよね！通販型保険ナンバーワンッ！でお馴染みですわ』

うみほー『今回買収されるプロテクティブ生命、アメリカはIT大国ということもありプロテクティブ生命はインターネット初期に荒稼ぎしたんですわ』

うみほー『第一生命はそれに目ぇ付けたんですねスマホも流行ってるしサクッとインターネットから契約できる商材あれば

うみほー『生命保険なんて小難しいって感じてる若者を取り込めると』

うみほー『今は爺様婆様が買い支えてる第一生命、若者も第一生命に流れるって考えりゃあコリャもう買いですわ』

うみほー「・・・とまぁこんな感じで今回はプロテクティブ生命がネットに強いって前提でやってみたけど」

うみほー「流行のキーワードとかを散りばめながら好材料の説明をすると感触良くなるだろ」

うみほー「うちの会社も営業みたいなもんだ」

うみほー「で、結局今回は買わない。理由が不明瞭だからだ」

うみほー「また面白い商材あったら来てみろ暇だったら聞いてやるから」

新人？「はいっ！ありがとうございました！」

うみほー「がんばってねえﾊﾞｲﾊﾞｲ（＾ω＾）ﾉｼ」

社員？が最初に「単刀直入に」って言ったのはおそらく株取引に興味あるか探るためだろうな
株取引には危険がつきまとうってイメージがあるから最初に株取引のアピールをして
顧客の取捨選択をして、営業時間の節約してダメたら次の顧客へ次の顧客へと行くように指導されてんだろ

悪い指導法じゃないとは思うけど、これは新人？がメンタル強い場合に限るだなあ
数撃ちゃ当たるってメンタルの人間じゃないと心が途中で折れてしまう