学生「来春から〇〇銀行に勤めることになりました。」ドヤッ ←銀行が「いい就職先」なんて幻想だぞ。
お金の運用を主な活動分野にしているので、筆者は、「銀行には、気を付けろ」といった趣旨の原稿を書くことが多い。理由の一つは、今の銀行員が顧客のお金の状況について深く知っている”手強すぎるセールスマン(セールスウーマン)”だということ、そしてもう一つが、銀行の店頭で勧められる商品に買っていいようなものがほとんどないことだ。
要は、「銀行にはリスクがある」と警鐘を鳴らしているわけだが、読者が40代、50代くらいで、これから就職を目指すお子さんをお持ちの親御さんである場合、銀行がもたらすかもしれない最大のリスクは、「ご子息・ご令嬢が銀行に就職すること」ではないかと思う。
昨年3月まで6年間ほど、ある私立大学で授業を持っていた筆者の経験では、就職戦線に臨む大学生は、全国区のメガバンクばかりでなく、地元の地銀や第二地銀なども含めて銀行から就職の内定をもらうと、就職の成功者、いわゆる「勝ち組」的な周囲からの評価と、自己認識を持つことが多かった。銀行は、友人に自慢でき、親にも安心してもらえる「いい就職先」だったのだ。
ただし、実はずっと前から、銀行はどこの大学を卒業したかという学歴がいつまでもついてまわる職場で、出世しやすい一流大学(典型的には慶應義塾大学)以外の大学を卒業して入社しても、将来の出世は見込みにくい。また、実質的な”選手寿命”が短いので(詳細は後述)、よほど銀行員向きの学生以外には、勧めにくい就職先だと思っていた。
「銀行は、必ずしもいい就職先ではない」という認識は、すでに学生の間に広がり始めているようだ。
金融業界の専門誌である「週刊金融財政事情」(12月11日号)によると、地銀が新卒者の採用に苦しみ始めているという。大手地銀でも、内定を出した学生から辞退されるケースが増えており、どの時点でカウントするのかによって流動的だが、大手地銀でも2割、場合によっては最終的に200名弱に内定を出したものの「選考中の面接辞退や内定辞退が100名にものぼった」という東日本の地銀もあった。
また、特にUターン就職者の採用に苦戦しており、地元の地銀が別の志望企業を受ける前の面接の”練習台”にされる傾向が強まっているという。
記事で紹介された「就職活動を行っている学生から見て、地銀が県内の一番手企業というブランドはもう剥落している」との大手地銀人事担当幹部の認識は正しいようだ。
ところで、同じ号の「週刊金融財政事情」には、格付会社のS&Pグローバル・レーティングは、11月29日に三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の長期発行体格付けを「A-(シングル・エー・マイナス)」に格下げしたとのニュースが載っていた。2005年10月のグループ誕生以来、初めての格下げだという。
「A-」は、まだ機関投資家の投資対象にはなるが、保守的な投資ルールを持つ資金運用主体は購入を避けようかというくらいの格付けであり、国内最大のメガバンクグループが、この評価では苦しい。MUFGは株価を見ても、PBR(株価純資産倍率)が0.69倍(連結・実績)と低評価であり、投資家は同グループの成長性を全く評価していないと言っていいだろう。
もっとも、当面の成長性は乏しくとも、それなりの収益を毎年稼いでいるので、メガバンクの株式は「バリュー株」として投資対象になり得る可能性がある、ということは、一言申し添えておこう。ただし、就職する新卒者にとっては、夢のない話ではある。
メガバンク3行は、みずほフィナンシャルグループを筆頭に、大規模な中期的人員削減計画を発表して話題になったが、こうした発表が行われるということは、経営企画レベルでは、中長期以前に現時点で人員が余っているとの認識なのだろう。今後、追加的な人員削減計画が発表される可能性が十分あるし、こうしたリストラクチャリングの圧力が掛かる職場の志気は上がらない。
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1513769755/
>>15
今は若手の給料の上昇カーブが抑えられてる。
リーマンショックの前に入った連中は、高級取りと安定が両立する勝ち組だ。
今から入る奴は、リーマンショック前の世代が多すぎて上が詰まってるし、給料の上昇カーブもゆるいしで、一流とはとても言えない就職先だ。
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今頃の子はソコソコの給料と自分の時間が持てればいいやって子が多いんじゃないの?
みたいな名言もっとない?
吸収した側の待遇に近づくんで
悪いばかりでもなかったりする
銀行はスーパーの次に人がいらなくなるから。
マン単位で人いらなくなっていってそれはそれは早いと思う。
外貨預金、外貨建て債券、投信、仕組債
カードローン、金銭信託など
転勤多いでね。
東京から地方って、嫌でしょ?
吾輩は東京が嫌だがね。銀行員にすらなれない、老人のぼやき。
銀行が敬遠され始めてるな。年収低下や行員リストラ云々は別として、メガバンはさすがに無くなりはしないだろな。
100行近くある地銀はむしろ存続できそうな先を挙げたほうが早いだろ。横浜千葉福岡静岡銀とか更にプラス数行でも10行も残らないだろう。
人気低下や暗い先行でいえば、東大生が露骨に離れ始めた国家公務員や、大都市圏以外の県庁市役所も学生からの人気低下が著しい。人口激減で先行き暗いからな。
今もあるよ
ってか金融機関なんて、電通並の超ブラックだからなw
>>37
せっかく一流大学を出ても金融機関だと、殆どが頭より体力のリテール担当で要は物売りだからなァ
企業や職業の選択に頭を使わないと不幸になる
ヤクザも真っ青な組織やもんな。
銀行だけで3社目の銀行員だけど職場に恵まれればいいと思うけどなぁ。30半ばで1100万のストレスフリーだよ。
融資担当じゃないと…というのは銀行全体の業務を知らない人だと思うね。古典的な業務しかできないような人は、地銀から徐々に沈めばいいよ。
銀行、百貨店、航空会社、テレビ局、新聞社。ここらへんはやめておいたほうがいいだろ。
>>1
そういう問題じゃない
・体育会系の企業風土や精神論が蔓延っている
・社内政治が酷く出世や出向に直結する
・預金者にも融資先にも恨まれやすい
・他人をカネでしかはかれなくなる
といった部分が忌避されているだけ
談笑すらなく一日終わるんだぜ
金は良くても面白くもなんともない仕事
まあストレスの多い職場で将来性も見込みづらいというのはわかるが、それでも30代以降は高年収だし、経営わかるようになれば出口戦略も描ける。
他は株価みんな上がってるのに、銀行だけ下がってるの見ると、銀行も終わりに近い。
市役所勤務だが、採用されたのに他に受かった民間の方に行く奴が最近2割ぐらいおるらしい。
>>99
>若いのに勘のいい奴らだなと思う
リーマンショック前の売り手市場の時も辞退者は多かった。
今就職したら
定年のころは2060年やしな
銀行なんてどうなっとるかわからんで
その頃までどの企業が残ってるかなんて銀行じゃなくても想像つかん
融資とめて会社潰さなあかんし
債権回収はあるし
キッツイわな
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コメント
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コメント (1)
飲みで、「脱ぐ」人たちだよね。
おもんないんじゃ、ボケが。