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さやか「騙してたのね。あたしたちを」

QB「僕はトレーダーになってくれってきちんとお願いしたはずだよ。実際の取引がどういうものか、説明を省略したけれど」

さやか「なんで教えてくれなかったのよ!」

QB「聞かれなかったからさ。知らなければ知らないままで何の不都合もないからね。事実、あのマミでさえ最後まで気づかなかった」

マミ「すごいわ……まだ何も円高対策を実施したわけでもないのに……
　　　けれど、そう。そうよ。まだ何も実際の対策はされていない……つまり、このあたりで一度戻る！ｷﾘｯ
　　　この数日の稼ぎのおかげで多少円安が続いてもロスカットにはならないわ。心が軽い……もう何も怖くない……」

～数日後～

杏子「は？　えふ……えっくす？」

ＱＢ「知らないのかい？」

杏子「ああ、そんなの知ら……あ。いや待て……あー、あーあー、あれかぁ。
　　　興味ないからすっかり忘れてた」

ＱＢ「きっと君の為にもなると思うんだ。やってみないかい？」

杏子「まあモノは試しか。乗った」

～数日後～

杏子「いやー、最近のゲームってすげぇな！　ＲＰＧの途中でアニメが入るなんて感激だ！」

ＱＢ「ＰＣ－ＦＸを朧気とは言え覚えてただなんて、君は本当に中学生かい？」