【為替】伝説のFXトレーダーが存在しない理由
1: FX2ちゃんねる 2016/07/03(日) 13:15:52.73 ID:CAP_USER.net
【野口】「投資の話をしてください」という講演依頼をいただくことがよくあるんです。「どんな話がいいですか?」と聞くと、ほとんどの場合「FXの話をお願いします」と言われるんですよ。FXはみんながやっているからと。仕事中もできるし、市場も24時間開いている。理論的にはもう完全市場に近い。
【楠木】近いですね。
【野口】取引コストはゼロで、24時間いつでも、どんな量でもできる。理想の市場のように思えますが、違います。市場って基本的に出し抜けないんです。だから必ずいつかは損をする。長期的に見れば負けるようにできているんです。僕が以前、ゴールドマン・サックスなどにいたときには、「伝説の為替トレーダーがいる」という話をよく聞きました。でも一度もそういう人に会ったことはありません。
【楠木】なるほど、売買の技術が伝説なのではなくて、存在自体が伝説なんですね(笑)。
【野口】そうです。だいたいそういうトレーダーの伝説のパターンは決まっていて。ある年、ものすごく儲けるわけですね。その実績がすごいから、翌年、別の会社から引き抜かれるんです、破格の待遇で。「破格の待遇」とは、給料ももちろんそうですが、それとともに、より大きな「リスクの許容量」が与えられるんです。前の会社よりも大きな取引をしてよいと。するとその「伝説のトレーダー」は、そこで決まって大損をする。
より大きなリスクをとっているから、本当にひどい負け方をする。 もちろん、FX投資家が10万人いたとしたら、ある年は半分の5万人が儲けて、次の年はそのうちの2万5000人が儲けると考えると、勝ちが10年続いている人も必ず何人かはいます。でもほとんどは、みんな勝ったり負けたりなんですよね。市場は出し抜けない。
【楠木】だから、やっぱりFXをガンガンやってる人たち、「昨日はこれだけ勝った。今日はこれだけ負けた」って毎日一喜一憂している人たちに『あれか、これか』を読んでもらったら、面白いですよね。
【野口】本当にそうですね。
【楠木】そういう人に「自分のやってることをどう思います?」と聞くと、たぶんこう答える人が多いと思うんですよ。「いや、俺がFXをやってるのは、このハラハラドキドキ一喜一憂のプロセスが楽しいのであって、カネのためにやってんじゃねえんだ」って。
【野口】そういう人も多いと思いますね。
【楠木】「このハラハラドキドキこそがプライスレスなんだ」と。そうなるともう「運用してお金を増やす」という視点とは別物ですよね。運用した結果ではなく、運用のプロセスによって報われてしまっているから。
【野口】ギャンブル依存症のようなものなのかもしれませんね。
【楠木】そう。でも面白いですよね。いかにもカネのことばっかり気にしていそうな、FXのデイトレーダーが、じつはプライスレスなことに価値を感じていたり、そうかと思えば一方で、表向きは「お金よりも大切なモノがある」なんて言っている人のほうがよっぽどカネの亡者だったりするわけですから。こういう「人間の価値観の深さ」を考えさせてくれるところが、類書にはない『あれか、これか』の面白い部分なんですよ。ファイナンスの人間臭さを改めて感じました。普通のファイナンス解説書を読んでも、そんなことは考えない。
【編集担当藤田】そう思います。企画段階から野口さんともそういうお話をしていて、ファイナンスって一見、すごく冷たい学問に思えるけれど、実はとても奥が深い。価値をめぐる哲学的な問題に触れている学問だなと思いました。
【野口】楠木先生が教えていらっしゃる一橋大学でもそうかもしれないですけど、僕がいま教えているグロービスだと、ファイナンスっていちばん人気のない科目の一つなんですよ。マーケティングや戦略は、社会人として何年かやっている人たちからすれば入り込みやすいじゃないですか。でもファイナンスは、なかなかその世界に入り込めない。人によってはさっぱり理解できないという人もいます。
【楠木】ちょっと数式が複雑だったりしますから、たしかに難しそうなイメージがついてしまっているかもしれませんね。
【野口】そう、イメージなんですよ。それがある種の数字アレルギーを引き起こしているんですよね。これをどう打破して、ファイナンスの「人間臭さ」を伝えていくか。これが自分の役割だと考えています。
引用元:http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1467519352/
同じように捕まった高校教師もいたな
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とても楽しめませんわ
あとインチキ情報商材で稼いでる
そうそうw
EAとかw
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株をずとやってるオレにしても
為替のチャートは読めないし激変するから怖すぎる。
急降下したと思ったら急上昇するし、損切りの嵐と胃潰瘍で死にますわw
仏トレーダーならもっといっぱいいる
少額で億に持っていく事がほぼ不可能になった
元々パチプロが、転職してFXやってますとかあるからなw
味をしめてやり続けてそのうち全部スッてしまう。勝ち逃げできるやつか
何らかの事情で逃げ切ることができるやつだけが結果的に儲けられる。
これで伝説のギャンブラーの出来上がり
尾上縫もあいはら友子も最後はズタボロじゃねえの?
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コメント
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コメント (11)
実際は損しかしない手法でも宝くじと同じで何十万、何百万人の中には偶々勝つ人も出てくる
もし真に得をするような手法で勝つべくして勝ったという人がいたら伝説かもしれない
情報収集&分析に優れているか、数学や群集心理などの分野で優れた才能を持っているか、どちらかだろう。
ただ、一番賢い&儲けているのはFXの仕組みを作り発展させた人だと思う。
株のリスクヘッジとしてだけ利用するのが一番いい
確かにヘッジにはいいよな
ハイレバでやると急激な上下でどうしても狩られるだろうし
伝説級に稼いで失敗しない奴は早々に引退してそう
自分が稼げないからって他人も稼げないだろうってのはおかしい
実際億トレーダーはたくさんいる
儲かったなんてぺらぺらしゃべっても全くいい事無い
賢いトレーダーならそれくらいわかるだろ
てかFXにも伝説のトレーダーいっぱいいるけど?
金増えたら大体株に行くらしいぞ
あまり額が増えると運用しにくいとかなんとか
FXでやっていける人は、株をやったらあまりの簡単さに感動して涙出ると思う。
1ドル120円くらいの頃、嫁が友人のつきあいで「為替のプロによるFX講座!!」みたいのに参加したら、「いますごい円安ドル高なんでドル買ったらすっごい儲かります!」みたいな話してたらしい。
そいついったいドルがどこまで上がると思ってるんだ?150円くらいか?と思ったもんだけど、あのとき騙されて今地獄を見てる人いっぱいいるのかな・・・
基本的に「保有時間数=変動幅や変数の増大」を意味する為、時間量が増えるに従って事態のコントロールが指数関数的に増加する。
どの世界でも、「何らかのシステムを構築した者」が利益を得られるのであって、それ以後の参加者は基本的に全員カモで、多かれ少なかれ養分を提供していることになる。市場の中で自身のシステムを完成出来れば勝てる見込みが生じる。