「人生の幸福度指数」で高い結果を残す北欧諸国。ッでも本当に幸せなのかな~?
◆巷に溢れる「北欧の暮らしは幸せ」説はどれほど本当なのか
◇アル・ジャジーラも認める北欧幸福神話
北欧諸国といえば、税金は高いが充実した福祉が存在し、経済は概ね堅調でしかも労働時間が短く、民主的で腐敗の少ない政府を持ち、そのうえ、シンプルでオシャレな家具が溢れる地上の楽園というようなイメージがあるのかもしれない。
実際に英国にあるレスター大学の心理学部の「人生の幸福度指数」という調査では、デンマーク人が人類でもっとも幸福な国民に選ばれている。
2011年に国連が行った世界幸福度レポートでも1位がデンマークで2位がフィンランド。ノルウェーが3位でスウェーデンが7位という結果もある。
HONZでも最近、新メンバーの堀内勉が『フィンランド人が教える本当のシンプル』という本のレビューを書いている。本書『限りなく完璧に近い人々』によれば、フィンランド人は朝の8時から仕事を始め夕方の4時くらいで仕事を切り上げる。
仕事と家族、そして個人の自由な時間とのバランスを大切にしており、夏休みは平均で4週間もあり、多くの国民が田舎にコテージを所有している。そこで長い夏休みを何もせずにゆっくりと過すという。
実に羨ましい話だ。OECDが暮らしの11分野について行う調査でも全ての点で調査国の平均値を上回り国民が「人生に満足している国」と評価されている。
このような結果を受け、高負担、高福祉国家である北欧諸国を自国のモデルとするべきだという意見が根強く存在する。しかし、本当に北欧諸国は地上の楽園なのだろうか。デンマーク在住の英国人である著者は、上記のような巷にあふれる北欧の国々の幸福神話に疑問を持ち独自の調査を開始する。
取り上げられている国はデンマーク、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンだ。英国の日刊大衆紙からアル・ジャジーラまでが認める北欧幸福神話に対して、わざわざ斜に構えるとは風変わりな著者だと思って名前を見れば、マイケル・ブースとある。
熱心なHONZファンなら聞いたことがある名前だろう。以前に田中大輔がレビューした『英国一家、日本を食べる』の著者である。同書では斜に構えた視点持ちながらも的確に日本の文化の真髄を理解し、皮肉とユーモアたっぷりの文章で日本食をレポートしている。そんな著者が北欧諸国について取材しレポートしているのである。
ページをめくる前から期待感が湧いてくるではないか。
◇フィンランドの銃所有率は世界第3位
では北欧諸国は、それほどうまく行っているのか?
答えはイエスでもありノーでもある。
例えばフィンランドを見てみよう。『フィンランド人が教える本当のシンプル』では見えてこない一面が見えてくる。
著者ははっきりとフィンランド贔屓であると公言し、その素晴らしさを最初に謳う。優秀な国民、公共マナーの良さ(他の北欧諸国は意外にマナーが悪い)、国際ランキング1位の教育制度、格付け機関からトリプルAを付けられる健全な財政、もっとも公的機関の腐敗が少ない国などなど。
しかし、その半面では国民の銃の所有率は世界第3位で殺人の発生率は西ヨーロッパ(原文ママ)で最高という負の側面があるのだ。またフィンランド人が摂取している処方薬のトップスリーは1位が抗精神病薬、2位がインシュリン、3位が別の抗精神病薬だという。向こう見ずな大酒のみが多く、自殺の発生率が非常に高い。
どうであろう、このような点だけ見ても映画『かもめ食堂』的なフィンランドのイメージが揺らぐのではないだろうか。では、「人生が辛いと感じるか」という質問に「はい」と答えた国民がわずか1パーセントしかいないとされるデンマークを見てみよう。
この国では労働人口の20パーセント以上が働いていないという。失業者は就労時の賃金の90パーセントを2年間も保障されている。
ダイヤモンド・オンライン 2016年11月4日
http://diamond.jp/articles/-/106744
引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1478256327/
手厚すぎる失業保険があれば働かない人々も出てくるであろう。北欧のような高福祉政策をとれば、このようなコストとも向き合わなくてはならない点はしっかりと考えるべきだ。
またデンマークでは、多くの世帯で貯蓄がゼロなのだとか。さらに貯蓄ゼロだけならまだしもデンマーク世帯は多額の借金を抱えている。IMFの調査ではデンマーク人は平均して年収の310パーセントの負債を抱えているという。医療や教育がタダで失業しても収入が断たれることのないデンマーク人のお金の使い方は実に刹那的なのだ。
一方でデンマークの高福祉政策は綻びが見え始めているという。いずれ、隣国スウェーデンのように大掛かりな制度改革が必要になってくる。福祉政策の縮小が始まったとき、彼らはどのように膨大な負債を乗り切るのだろうか。これが「人類でもっとも幸福な国民」のもうひとつの側面だ。
著者はデンマークの「ヒュゲ」という概念に対する苛立ちもみせている。この概念は日本の「空気を読む」に少し近い感覚なのだが、アングロサクソン人の著者からは、全体主義的な概念に見えるようだ。このあたりの文化的摩擦だけでも本書を読む価値はあると思う。
メディアに溢れる北欧賛歌の裏側にある生身の北欧を見つめれば彼らの社会にも様々な矛盾、問題が溢れていることがわかる。それでも彼らは自分達をこの上なく幸福な国民と考えているのだ。彼らの幸福感の源泉がどのようなものなのか、北欧を論じる際には社会の深層までえぐる必要があることを痛感させられた。(▼記事を一部引用しました。全文はリンク先の記事ソースでご覧ください)
デンマークのヤンテの掟
1、自分の事を特別な存在だと思ってはならない
2、自分は他人よりも善良であると考えてはならない
3、自分は他人よりも賢い人物であると思ってはならない
4、自分は他人よりも優れていると思ってはならない
5、自分は他人よりも知識が深いと思ってはならない
6、自分は他人よりも重要な人物であると思ってはならない
7、自分は何かに秀でていると思ってはならない
8、他人の事を笑ってはならない
9、自分が他人から気にかけてもらえると考えてはならない
10、自分が他人に何かを教えられると思ってはならない
この掟大好き
この他人と競争しない考え方が幸せなんだろう
儲けすぎない働きすぎないある程度で満足するという
当然ながら今よりも幸福度は高かっただろう
これ三つくらいに集約できちゃうような…。
いや、「偉そうにすんな」の1文でまとまる
昔はブータンだった。
ブータンの話は面白くてさ、
ネットが普及したせいで国民が先進国の豊かな暮らしを知ってしまい、
幸福度がダダ下がりしたというw
日本人で北欧に嫁いだ人のブログを読んだが旦那は男尊女卑で亭主関白。
税金がちゃんと国民のために使われるならどんなに高くても構わないよ
日本みたいに私利私欲で腐りきった政治家じゃ話にならん
結構ちゃんと使われてるけどね
アメリカ人や韓国人が日本の地方を回ると、どこでもインフラがちゃんと整備されてるので感心する
東北大地震では高速道路が直ぐに復旧して羨ましい。俺んちの近くの道路の大穴は1年立つがまだ直る見込みがないとかアメリカ人の悲痛な声が
他人の庭だよ所詮は
他国の政治家がそんなに清廉潔白か
北欧は4,5回旅行した、アメリカには2年住んだ。
私は日本は一種のユートピアだと思う。
生活保護を受けていても最高峰の東大病院にかかることもできるし女の人が夜、一人で歩ける。飢えて死ぬ人はいない。一生懸命勉強すればよほど運が悪くない限り貧しい人でも報われる。
氷河期世代に喧嘩売ってんのかこの野郎
なんとかして日本社会を肯定しないとやってられない人生なのかな
北欧に限らず、何が幸福か教えてくれる国が沢山あるから
>>363
半分くらい同意はするけど、会社辞めて1年放浪したくらいで訳知り顔で語られたくないわ
どこかの国に2年も住めばそこのいいところも悪いところも見えてくる
でも俺はタイとドイツしか知らんが、日本と比べてどっちがいいかなんて判断できんわ
少なくとも日本はやっぱりなにかと便利
あとご飯おいしい
>>261
俺は夜のが好きだから都合いい
静かで暗くて人がいない空間がラク
だから極夜のある国が羨ましい
オーロラまで見られるし
じゃグリーンランドだな
温泉が好きだからアイスランドも捨てがたい
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自分、冬のフィンランドに住んだことあるが、12~1月は日照時間が特に短い上、太陽が出てもものすごく明るいわけではないので、精神的に病みそうになった。
日照と鬱は密接な関係があるって言うもんな
寒い
暗い
コンビニがない
夜が早い
娯楽がないおっさん向けのバーしかない
アニメがない
パチンコがないゲーセンもないカラオケもない
なんにもないそれが北欧
お金もない
節約の為、娯楽は庭でバーベキューか家の中で過ごすも追加
>>406
上4つは健康的かつ個人的に好ましいし、
下は別にどうでもいいな
娯楽はスポーツ観戦だけでいいし
ギャンブルやくだらんバラエティ番組が無いからと何もないわけじゃないだろ
とにかく時間がかかって、1日待どころじゃないとか
病院大好きな日本の老人とか耐えられないな
デンマークとか各家庭に専属の家庭医がいて、風邪くらいなら寝てれば治ると言って薬も出さないそうだ
日本の老人がおかしいんだよ
病院は茶飲み場じゃないんだから
あんなもん食ってるのかスウェーデン人
あーこれ?だもんな
寂しい食事してんだなーと
あんな北にある地域だもの。イモと豆と魚くらいしかないだろ
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コメント
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コメント (11)
「冬季うつ病」があるくらい日照と鬱は関係するから重要だよ。
閾値が低いんだろ
見習うわけでも反面教師にするでもなく他国のここが良い悪いを論じてる暇あるなら
自国をどうやってよくしていこうか考えればいいのに
↑ホントそう思う。比較したがるから余計に自分の幸福度が下がってるのに気づかない
SNS依存と同じ
比較して 比較して
比較して 比較して
日本(自分)は~
なら移民しろや、誰も閉じ込めてない
高齢になるとガン治療してもらえない
社会に貢献できないと….
北欧が幸福度高いってほとんど洗脳だよな
日本国内なら、北陸三県も幸福度高し、ってのと大同小異じゃね?(越中在住)
銃の所持率高くて銃を使った事件が世界で一番多いのも北欧のどっか
北欧は人口少なく、資源豊富なのに、中東みたいに王族が資源を独占しないので基本的に働かなくて良い。
国民の9割が公務員で、働かなくて良い。幸福度高くて当たり前。
世界中でも特異な資源国。ほとんどの資源国は発展途上国で国の富みは欧米や独裁者のもの、国民は子沢山で貧乏。
日本に例えると「海底資源のおかげ働かなくても国から2000万円もらえます。(払う税金と福祉での例)。
労働はまじめな周辺外国人労働者(日本だとここでつまづく)。国民は好きな趣味を仕事にしても良いよ。」
これで幸福度低いはずがない。
日本の北欧である北陸三県がベスト。都会が移民でオワコンになったらおまえらみんな来い。土地は十分にあるから。