日本最大の謎―。人手不足なのになぜ給料が上がらない？
1: FX2ちゃんねる 2017/06/06(火) 17:55:05.48 ID:CAP_USER.net筆者はここ数年、日本の労働需給が相当ひっ迫しているにもかかわらず、賃金が上がらない理由に関連し、主に次の２点を論じてきた。１つは統計上、賃金上昇を過小評価している可能性。もう１つは、労働需給ひっ迫が続けば、いずれ賃金上昇が加速する可能性があるということだ。
まず念のために言っておくと、日本経済が完全雇用に入ったとみられる２０１４年前半から、多くの賃金データで上昇率は多少高まっている。代表的な賃金データである所定内給与の前年比は、同時期にマイナス幅の縮小が始まった。厳密な問題設定としては、なぜ賃金が上がらないのかではなく、なぜ賃金上昇がこうまで鈍いのかである。
その上で、第１の論点として、日本の賃金統計はいずれも月給ベースであるため、「構成バイアス」が強く現れやすく、賃金上昇を過小評価している可能性がある。
例えば、フルタイムで働く労働者の引退が増え、高齢者や主婦など労働時間の短い労働者が増えると、個々人の月給が上がっても平均的な月給は伸びず、押し下げられる可能性もある。ここにきて、人手不足の深刻化でフルタイム労働者の採用は一段と難しくなり、労働時間の短い労働者が増えているため、月給ベースの平均賃金は構成バイアスによって抑制されている可能性がある。
実際、就業者数は増えているが、時間ベースで見ると総労働投入量はほとんど横ばいだ。増えているのは労働時間の短く月給水準の低い労働者であることは容易に想像がつく。
ただ、２つ目の論点だが、大企業を中心とする終身雇用的な労働に関しては、経営者が渋いだけでなく、組合や従業員ですら、固定費増加で終身雇用に悪影響をもたらすと懸念し、ベースアップを強くは望んでいない。業績改善の際は、ボーナス増が要求される傾向が強い。
他方、終身雇用的ではない中堅・中小企業の雇用や労働時間の短い労働者については、賃金は労働需給のひっ迫に敏感であり、すでに上昇傾向にある。今後も高齢者や主婦、学生などの就業率は上昇が続くと考えられるが、通常なら働かないような人まで駆り出され、マクロ経済的には糊代（のりしろ）は相当に小さくなっている。
一方で、引退する人は増えている。団塊世代も７０歳になり始め、就業を減らす人が増えてくる。大企業の終身雇用的な従業員のベアは引き続き抑制されるとしても、それ以外については、労働需給のひっ迫が続けば、賃金上昇は加速する可能性がある。どのタイミングで賃金加速が始まるか予測は難しいが、失業率はすでに２％台後半まで低下しており、それほど遠い将来のことでもない。これが最近、筆者が論じていることだ。
だが、３月の所定内給与は前年比マイナス０．１％と相変わらずさえない状況が続いている。臨界点はいつ訪れるのか。あるいは別の要因が賃金を抑制しているのか。この問題を正面から取り上げた研究が、東京大学の玄田有史教授らの著書「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」（以下、本書）だ。総勢２２人の研究者が、さまざまな視点から賃金が上がらない理由を検討している。今回は、そこでの分析を検討する。
まず、筆者と同様、「構成バイアス」を強調する研究者が少なくなかった。興味深いのは、構成バイアスを取り除くべく、賃金センサス統計の個票を使って、９―２０万人の同一人物らしき人の賃金をつなぎ合わせた研究だ（疑似パネルの作成）。１９９３年から２０１２年の２０年間で、年平均４％程度、中位値で２％程度上昇しているという分析結果が示される。例年、春闘の賃金はベアがゼロの年であっても定昇で１．８％程度は伸びているので、あり得ない数字ではない。
大企業などの終身雇用的な体系の下では、賃金カーブは右肩上がりだ。年齢とともに、多くの人の賃金は役職に応じて上昇していく。だが、高い賃金をもらう人が大量に退職し、入職する人の賃金水準が低ければ、構成比の変化の影響で平均賃金が抑制される可能性は十分あり得る。
つまり一種の統計的なトリックであり、統計上観測される賃金上昇は過小評価されているのだ。構成バイアスに人口動態が大きく影響しているなら、この問題は団塊世代が６０歳に達し、退職して嘱託などに移行した２００７―０９年により強く現れていたのかもしれない。
ただ、右肩上がりと言っても、賃金カーブは以前に比べて多少フラット化している。その意味するところは、自分が課長代理だった頃の上司である課長や部長は、自分が課長や部長になった時より、高い給料をもらっていたということだ。
もう１つの可能性は、私たちの生産性があまり高まっていない、上司の時代と比べると低下している可能性があるから、当時より賃金が抑えられているということである。
https://jp.reuters.com/article/column-ryutaro-kono-idJPKBN18W0IT
引用元：http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1496739305/
人手不足と言っても東京に集中しすぎてバランスおかしくなってるだけな気がするわ。
>>1
アホ！w
何が「日本最大の謎」だw
この２chでは、経済通が何度も説明済みだぜw
「円安下では、たとえ人手不足でも賃金は上げられない」とな。
20年物価も上がってないのはおかしい
>>22
物価上がってるよ
車の値段もジャンプの値段もラーメン屋の値段も
デフレってのは統計のインチキ
下がってるものは滅茶苦茶下がってる
20年前のノートPCなんて1台30万円とかだったし
最初期のハイビジョンテレビなんて1台100万円とかだったし
暴利をむさぼっていた所はグローバルな競争に晒され物価下落
ギリギリでやっていた所は上げざるを得なくなり物価上昇
それらをすべて平均するとデフレーション
正社員と派遣やフリーターの差がどんどん縮まるんだろうな
今後は少子化による労働者不足はしばらく続くだろうし、
大学に借金を背負ってまで行く意味がなくなるな
経営者の意識の問題だよ
例えばラーメンが1200円とかだったら高いとお前ら思うだろ？
ラーメンは700円が普通って固定概念がある。
蕎麦やパスタやピザは1500円とかでも普通なのに。
コンビニやスーパーのレジなんかあんなに大変なのに時給700円台とか激安過ぎる。
もっと出せるのに出さないだけ。
ｽﾎﾟﾝｻｰﾘﾝｸ
そんな事もわからんのか。
企業収益はここ数年毎年のように過去最高を更新し続けてる
大企業だけじゃないの
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html
2017年版中小企業白書(の概要PDF)によると中小企業も収益は過去最高水準らしい。
ワイ東京電力で電力小売りの事務やっちょるが職場は派遣だらけ笑。
知らなかったんだが、JR東日本の駅員って、JR東日本の社員がやってるんじゃなくて、JRステーションサービスと言う別会社の社員が業務受託でやってるだけなんだな。
俺郵便配達員
時給：1040円
定年間際世代：年収500～700
部長職：1000万
局長レベル：3000万
この国には見えない身分制度がある。
従業員厚遇とか福祉とか一切期待しないほうがいい。
はっきり言ってこの国では幸せになれない。
人手が足りないのは低賃金で重労働の土建屋とかだろ。全体的にまんべんなく人手不足なわけじゃないからな。
低賃金なのに好んで3K、4K職場で働こうというバカはいない。月収手取り80万～だったら土建屋で働くやつもいるだろう。
土方だけどホント上がんない。ビックリするくらい
知ってるか？
どんな経済システムも末期は金が片寄って流動性なくなって終わる
>>55
昭和の時代は
累進課税で93%とか取ってたし
相続税も凄くて
上手く回ってたのに
いつの間にか金持ち天下になった
ｽﾎﾟﾝｻｰﾘﾝｸ
おすすめ記事
ツイッターで更新情報をお届け☆
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (46)
経済団体が外国人労働者の全面解禁を主張するまでがワンセット
そもそも人手不足と称しているがそれ自体、怪しいんだわ
日本の失業者数は全く実体を反映していないというのは有名な話
建設関連だけど、人件費あげる余地があれば、値下げ要求されるので。
下請けに払う金を増やすとこなんてないよね。俺らも自分の下請けに払う金を増やすことなんてないもん。
まあゼネコン辺りはお給料良いんじゃないでしょうか
賃金は上がってるぞ
名目は上がって実質賃金は横ばいだった
つまりインフレに成りつつあるってことだ
平然と言ってるけどそれってつまり悪いインフレじゃ
リーマンで下がった実質賃金が戻り出しただけだろ 去年はなんだかんだでデフレだったし やっとインフレやで
その実質賃金があがってないんだってさ
いや、しかし短期的視点で判断するわけにはいかないんじゃないか
長期的には誤差の範囲ではないか
今後は実質賃金も上がっていくかもしれない
かもしれないを言い出したら何だって言えるだろそりゃ・・・
ネトウヨくん、妄想に逃げず現実を見ようw
GDPデフレーターがデフレ真っ只中だということを証明しているんだからさ
「移民の理由」だからだよ
本当に人手不足で確保したいなら賃金挙がるのは必然だしその余裕無いなら雇用するつもり無いんだから人手不足を訴えない
それが起こらないのは単に足りてるorそれ程深刻じゃ無いと言うだけ
移民って安い奴隷を入れる理由として必死に人手ガーと喚いてるだけ
単純な話だ
儲けにならないことに心血を注いでいるから
例えばコンビニ
店員がレジ・弁当温め・タバコ・揚げ物から袋詰めまでやる
これらを客にやらせれば人でが減らせ店が負担する人件費総額が減らせるから
一人当たりの給料を増やすことができる
つまり儲けにならない無駄なサービスを法律で禁止すれば
日本経済はまだまだ伸びる
人件費が高くなるんだったら人はいらないということだよ
従って、人手不足ではない
ホントに人が欲しいなら、人件費上げるわなｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
東京都とかでも毎年2％くらい最低賃金を引き上げ続けてるんだがなあ。
昔は最低時給と求人の時給にはかなりの幅があったんだが、最近は求人の時給が最低時給に近づいてきていることが多い。なんか意地でも上げないという姿勢が感じられる。
もはや会社の賃金は当てにせずに自力で稼ぐしかないわな。
倒産件数が下がった下がったと喜んでいるが
反比例して廃業件数が上がっている事は報じない
求人倍率がバブル期並み（ドヤァ とか報道してるが
最近のはパートの人数も含むに変更に成ってる。
そら算出方法が変わってるから賃金とは比例しないのは当たり前だ。
本当に日本だけだよなこれ
日本だけ何があっても給料は上がらない
従業員の基本給上げると、会社は、その分たくさんの
税金や社会保険料を国に収めないといけないのです。
基本給の部分にかかる税金や社会保険料は、
一度基本給を上げてしまうと
手当てや賞与のように調整できません。
社会保険料は半分を、会社が負担しています。
（優良企業は6割負担してくれるんですよ おこ）
だから、経営者は、どうしても
サラリーマンの基本給を上げたくないんですね。
給与があがるためには社内の規定かえなきゃならないから、うちの会社の場合は、規定かわるまではあがらん
転職して一年だがいきなり月１万昇給してビビったｗ
前の会社は数年据え置きだったからな・・・
結局雇う側と雇われる側のお互いのないものねだりなんだよなあ
人手不足が足りなさすぎる
業務不可能になるくらいの人手不足がゴロゴロ出るようになれば賃金は跳ね上がる
と言うが給料を上げるメリットか、給料を上げないリスクが一定ラインを超えると経営者が判断したら
例え企業が赤字だろうと給料上がる
廃業するんだよなぁ
賃金が劇的に上がって行くのは20年以降だぞ
>日本の失業者数は全く実体を反映していないというのは有名な話
アメリカと同じ基準だとアメリカよりひどくなるもんな
人手不足じゃなくて実は会社多くて人的リソースが無駄に消費されてるとかでない？知らんけど
そんで国内でセルフデフレってる感じじゃね？
そもそも国内消費が増えてないのに仕事の総量が増えるわけないんだよな･･･
仕事が増えてないから人手も足りてる
ただ不人気業種がいつまでも求人出し続ける労働需給の偏りがますます酷くなってきた
介護とかね
人口減少で消費が減っているのに事業拡大するか？絶対しないだろ
人手不足になったらその分だけ事業縮小するだけ
誰でもわかる当たり前のことなのに、消費減の事実から目を逸らしてるから辻褄が合わなくなる
それだけじゃないよ、製造で30年働いて今50になったけれど
製造分野ではすでに人はいらない状態になってる。どちらかというとヒューマンエラーのほうが会社にとってマイナスだから、増えると困るし、今の製造機械1000万でも普通に導入できるから人雇うより機械入れるほうがはるかにいい。
製造は一応人手不足だけど人は要らないという状態、行政から要請あるから求人出してるけれど
実際は空求人です。
円安円高人手不足云々の問題じゃない、政府は現場全く見えてないもう昭和のようなビジネスモデルはありえないんです。
日本は人海戦術をいまだにしている気がする。中国軍やベトナム軍が使った戦法で、兵士はいくらでも供給できるから、当然命が安くなる。技能無しの求職者がいくらでも供給できるから、人数で押して賃金も安いままでゆけるからじゃないか？俺の仕事は、普通のサラリーマンの年俸の20倍は行くけど、僕かまたは特定の少しの人にしかできないので、勝手に時には病気でも休めないんだ。そのままビジネスが動かなくなってしまうからね。生産性が異常に高いので、賃金も異常に高いんだ。替えがきかないからね。急に休んだら、それをカバーできる人がどこにいるかもしれないがどこにいるかわからないんだ。酒はパーティーのみなめる程度、分解されるのに12時間かかるので、8位時以降は飲まないんだ。たばこは風邪をひき安く、不健康で病気になりやすいので吸わない。病気になっても休めないというのは、これも異常と思うけど、専門的な知識を要しない仕事を数多くの人でこなすのも、やはり問題ありと思うよ。ラフな計算では、生産した価値/従事者の人数＝賃金と単純化すると、従業者数を減らそうとするか（リストラ）、技能のない従業者を増やして数で生産した価値を高めようとするんだ（人海戦術）、これが一般的なんだ。会社のトータルな数字しか見ていないからで、日本人が経営が下手だと言われるのはこのあたりのことだね。労働の質や生産性を重要な変数とは見ていないんだ。これじゃあ、従業員は皆貧しいままで、仕事しない役員たちだけが潤うシステムのままだよ。
>>人手不足なのになぜ給料が上がらない？
給料が安くて上がらないから人手不足になったんだろ？
まともに学歴やスキルを磨かなかった奴が分不相応の好待遇求めてるだけにしか見えん
賃金が上昇しないのは日本人全員が身の程知らずな高望みをしてるせいって言いたいのか？
企業が高利貸し（銀行）に頼らないで事業運営をしようとしてるからだろ。
バブル期には調子のよいことを言って「金を借りてクレクレ」してた連中がバブルがはじけた途端「借りた金は今すぐ返せ」なんて言ってきたんだから。
事業主達は「明日から車が一台も売れなくなっても社員3万人養っていけます」と言ったトヨタを目指してるんだ。
給料が上がるのはそこからだ。
僕ちゃんのゲリノミクス大増税で景気回復してるから気のせいだぞ
給料が上がらないのは起業家が少なくてサラリーマン社長社長が多いからだぞ
リーマン社長は思い切った事はしない
サラリーマン病だから責任取りたくない
企業が求めている人材（笑）というのが
タダ見たいな賃金で奴隷のごとく働いてくれる者だから
投資家や金融屋は経済を語るなよｗ
お前らの求めることと正しい経済は相反するものだっつのｗ
足りないのは人手やないで。
社会が求めているのはタダで働く奴隷やで。
知り合いの土建の社長は、最近人手不足でベトナム人をいっぱい雇ってる。
会社は儲かってて、ここ5年右肩上がり。
従業員に給与はまあまあ出してて、額面平均700万くらいかな。
ベトナム人は額面平均300万くらい。＋教育費とか紹介代とか一人につき100万以上。
ベトナム人二人より、600万で日本人一人雇った方がいいんじゃないの？って聞いたら、ほんとはそうしたい、でも今は仕事が来てるけどこの先どうなるかわからない、これ以上従業員を増やしても、日本人だと仕事が来なくなった時に解雇できなくて共倒れになる、とのこと。
こういうのどうしたらいいんだろうね？
これ、ベトナム人なら業績が下がった時にレイオフしやすいから、って事だね
移民を本気で入れるなら外国人に対してこんな非人道的で奴隷のような扱いは直ぐに規制すべきだろう
彼らが大多数になってくると人権団体も黙っちゃいない
いずれ社会現象になり会社に対して莫大な損害賠償を要求される種にもなりかねないぞ
外国人を日本で働かせる事はそんな安直な事ではない、リスクだらけだ
やがて、日本に暮らして社会に貢献しているという理由で日本人と同等の権利と社会保障を付与させられる事になる。
・・・これほどのリスクを将来に背負う覚悟が無いのならば最初から日本人の給与を上げて日本人を雇用する方が良いと思うんだがね
今、ときめいている仕事はデーターサイエンティストという企業のデータベースを効率的に作っていく人だそうだよ。アメリカでは年俸1500万円以上。日本でも700万円以上。
統計や数学などの素養が必要だそうで。
新しい産業は、スターのサラリーマンを産み出しやすい。
日本には新しい産業が少ないのかもしれない。
いよいよレイオフの制度が必要になってきてるよね。
でも雇用に流動性が出てくると真っ先に辞めるのは、会社として辞めて欲しくない有能な人材なんだよね。
本当に稼げていないダメダメな会社はいいけど
利益が有って内部留保を積み上げる会社は、戦犯だよな。
ハイ、うちの会社は人手不足です。
ここ2年程ずっと残業続きで9時前に帰れた試しがない
理系の院卒でこの業界での実務経験が5年以上あって、グローバル対応も可能なレベルに英語が堪能な、即戦力のある35歳以下の営業マンを数名、募集かけてるが半年経っても見つからん
最低限、そういうレベルはこの業界では引っ張りだこだ
新卒の採用？ こっちも忙しいのに時間とお金かけて育てられないですわ。
昭和の累進課税93％ってなんだかんだで抜け道あったんじゃないの
じゃなきゃ昔からの資産家なんていないだろう
それともアホみたいな格差だったのか・・・ありえるな