給料の「高い会社」と「低い会社」に分かれる3つの理由
業界によって給料が違うということは、扱う商品が違えば給料が変わるということです。
労働力の価値(明日も同じ仕事をするために必要な経費)で給料が決まるとしたら、扱う
商品が異なっても給料は変わらないのではないか、と思うかもしれません。
しかし、現実にはこのように大きな差がついています。なぜ、給料の低い会社が生まれてしまうのか。これには5つの理由があります。今回はそのうち3つを説明します。
■理由1 ズバリ「業績」が悪いから
給料の基準は労働力の価値で決まります。しかし、そこから労働力の使用価値(能力)
で上下に変化します。さらに、企業の業績も給料を変える要素になっています。つまり、
企業の業績が異なれば給料が異なるということです。ベースはあるけれども、企業の業績によって振れ幅があるわけです。
簡単に言うと、ガッポガッポもうかるビジネスと、なかなかもうからないビジネスがあるのです。そしてこの違いが、給料にも影響を及ぼしています。
長年、利益がたくさん出ていればそれだけ企業の“お財布のひも”も緩くなります。「これだけもうかっているから、もっと給料を出してもいいか。そうしたら、もっと働いてもらえるし優秀な人も入ってくる」と考えるようになります。だから、構造的に利益を上げやすい業種は、給料が高い傾向にあるのです。
逆に、もうかっていなければ給料を上げようがありません。
ただし、業績が給料に影響するのはあくまでも小さな「振れ幅」程度です。同じ業界で純利益が10倍違うA社とB社があっても、その従業員の給料は1.5倍も変わりません。給料のベースを決めているのは労働力の価値で、会社の業績はプラスα程度だからです。
ソース:誠 Biz.ID
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1308/06/news006.html
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一般的に、メーカー(製造業)より商社や金融機関のほうが給料は高い、と言えます。
「メーカーは設備投資や研究開発があるから、給料が安いんだよ」ということを理由と
して挙げる人もいますね。それは正しい指摘です。
ただ、もしかしたら考えている根拠は間違っているかもしれません。もし「設備投資や
研究開発にお金を使わなければいけないから、社員の給料が安い」という意味で言っていたら「間違い」です。
もっともらしく聞こえるので納得してしまうかもしれませんが「設備投資をしなきゃいけないから、社員の給料が少ない」ということは、「あなたの給料を減らして、設備投資に回しますね」と言っているのと同じです。
そんな理屈を言われて、だれが納得できるでしょうか? そんな理屈が通るはずがないのです。
メーカーよりも商社のほうが高いのは別の理由です。それは、メーカーでは設備や研究
開発が「労働者が明日も仕事をするために必要なもの」だから、です。
メーカーの仕事は、直接的にであれ間接的にであれ、工場を利用しています。工場勤務の人は、工場がなければもちろん労働ができません。商品企画の人も、工場がなければ企画した商品を製造できないので、結果的に仕事になりません。つまり、メーカーで働く労働者が明日も仕事をするためには、工場の存在が不可欠なのです。
労働力の価値は、「その仕事をするために必要なもの」と説明しました。食費や住居費、
娯楽費などは、労働者本人が使うお金なので給料として支払われます。でも、設備や研究開発を労働者1人1人が行うわけではありません。当たり前ですが、会社がまとめて用意します。そしてその分は、労働者には支払われないのです。工場を建てるためのお金を貸してくれた銀行や投資家に払われます。
一方で、商社の労働は、設備や研究開発ではなく、商取引。この仕事は基本的には、労働者自身の知力・体力がそろえばできます。だからその分、メーカーに比べて給料が高いのです。
給料の金額がどのように決まっているか自体、明確に言える人が少なく暗黙的に従って
いるルールに則っているだけです。そのため、各業種での違いも「何となく」で考えていますが、このように考えれば整理がつきます。
この話をもう1度、具体的な数字を使って解説します。メーカーが行うと、流通するのに
本来300円のコストがかかるとします。これを流通のプロがやれば150円でできるとしましょう。
そうすると、流通業者はメーカーから流通の仕事を受けることで300円受け取ることができます。でも、流通のプロは効率的なので150円で済む。その差額が卸・小売の利益になるのです。
これは、卸・小売業者は自分で商品を製造しなくても利益を生み出せるというおいしい側面があると同時に、卸・小売業者の利幅にはもともと天井があり、その範囲内でしか利益を稼ぐことができないということを意味しています。
メーカーは、自社の方針によって価値が高い商品を作ることができます。そしてその商品
が高い「使用価値」(使うメリット)も持てば、消費者に受け入れられ、売れていくでしょう。
自分で商品を生産し、100の価値を持つ商品でも200の商品でも1万の商品でも作ることができます。
作った商品が売れるかどうかは別の問題として残りますが、少なくともメーカーは利益額
の「天井」を自分で設定することができます。メーカーは自分たちの経営努力によって、理論上は利幅を無限に広げていくことも可能なのです。
しかし、流通業者はそれができません。流通販売業者の利益の「天井」は他人に決められているので、いくらがんばっても手数料以上は受け取れません。卸・小売業者が自分たちの利益を増やしたければ、よりがんばってより効率的に仕事をするしかありません。コスト削減しかないのです。
消費者は、その商品の内容や質によって値段が変わるのは「当然」だと思っています。
昔だったら「ソニーの製品だから高くてもいいか」、今なら「アップル製は高くても欲しい」と感じます。
しかし、「イオンで買うから高くてもいい」とは思いません。別のサービスがついてくるのであれば話は変わりますが、同じ商品を同じように買うときに「ここだったら高くてもいい」「この店で買うことに意味がある」と感じることはほとんどないでしょう。
だから卸や小売はメーカーに比べて合併することが多いのです。合併して規模が大きくなることで、効率化を図ろうとしているのです。
また、少し前に家電量販店にメーカー社員が「応援部隊」として派遣されることが問題に
なりました。小売店がメーカーの社員を半ば強制的に店頭に「販売員」として立たせており、これが問題視されたのです。これもコスト削減の一環です。コストを削減することでしか利益を出せないのが流通業者なのです。
理論上の利幅を自分たちで設定できるメーカーより、利幅が他人に決められている流通業者のほうが、結果的に利益を出せる可能性が小さくなるのは当然のことです。給料が安くなってしまうのも当然なのです。
高い競争力とは結局は他社が追随できないノウハウの先行。
あとは、激しくツマラン仕事。
商社や銀行は高い給料のみが人員確保の唯一の方法。
これもノウハウの一つ。もし楽しい銀行業務を産み出せたなら銀行員の給料も下がる。
本人かどなたか解説してくれ。なんとなく半分くらいしかわからん。
>高利益の会社は数年で厳しい競争に晒される。
わかる。真似するフォロワーが出てくるんだな。雨後の竹の子二匹目の泥鰌。
>高い競争力とは結局は他社が追随できないノウハウの先行。
竹の子たちとの競争で勝ち抜いていく為には、
次から次へと良いやり方を、いち早く生み出し、実行していくしかない。
ノウハウがダントツのレベルを維持できれば、結果的に差が生まれる、と。
>あとは、激しくツマラン仕事。
養生、へいたん。目立たない日々の努力の繰り返し。地道な積み重ね。
大事なことは、マイナスの芽を摘むこと…? 違う?
>商社や銀行は高い給料のみが人員確保の唯一の方法。
>これもノウハウの一つ。
これ=給与水準を高く保つこと、なぜなら優秀な人材確保の為に。
競合他社よりも高い給与水準を設定することで、人材確保の時点で優位に立つ為に…?
それとも、そうしないと仕事自体の負荷が大きく、人材の留保ができない…?
競合他社もそうだが、より安楽な業界へ人材が流出してしまう…?
>もし楽しい銀行業務を産み出せたなら銀行員の給料も下がる。
よくわからん (´・ω・`) …
(仮定の未来ね)銀行業務ってなんだか楽しそう、みんな生き生き働いてる!
→ほっといても人材は次から次へとやってくるし、去らない
→じゃあ、業界全体の給与水準を下げて、ちょっとだけ余剰人員増やすか?
…わかるけどわからん。納得いかん (`・ω・´) ↑↑ なぜなら以下
(>>5の言う現実世界ね)銀行義務が地味でクソツマランムカつく…キツいハード死にそう
→給料高いから踏ん張ってしがみついてるけど、安かったらすぐにでも辞めたる!
これはわかる。しかし現実には、
世間の労働者はさらに低レベルなクソツマラン仕事を、安い給料でやっている。
(銀行以外で働いたことある? 世間の労働者の悲惨さの視点が無くない?)
そんな中で、楽で楽しくて、おっしゃるように給料が安い仕事もある。人も集まるだろう…
…>>5の理論について、給与水準と仕事のキツさ楽さの因果関係がすっきりしない。
給与水準は業界全体の利幅のみに左右されるのではないのか?
私が何がわからないのかが上手く説明できなくてスマンm(u_u)m
で実質的な仕事をしてる会社は給料低い
モノを取り扱ってる会社は低くて
虚構の会社ほど高い
トヨタも国策会社みたいなものだし
そのトヨタいでいえばトヨタと直接癒着してる
1次下請けは高い 部品完成メーカーってのもあって
コスト削減を2次下請け以下に転嫁できるしね
良かったですね
国から仕事貰ってるから給料高いんだよもっともらしい嘘かくんじゃねー
コスト削減するような会社が給料高くなるわけないだろw
世界シェアーもある会社だけ
言い値で勝手に売れるもんw
為替損もあんま関係ないしね 価格にも転嫁できるし
あのトヨタに対して、電話一本で来月から「○○値上げでよろ」と
言える会社
新技術を開発し新車を卸すトヨタの
来期、来々期、来々々期の利幅を目ざとく読んで、
トヨタの社員と同じくらいの給与水準であることが当然、
という思い込みで価格を上げ下げする会社>新日鉄
トヨタが自前で鉄鋼を生産する会社を豪州にこしらえるか、
中国韓国から安く優れた鉄鋼を輸入するか、どっちか。
それらをやらない(いや、知らんけどね)ということは、
新日鉄から鉄鋼買う方がまだメリットがある、という計算が成り立つんやろうね
不景気で地下から株価からダダ下がりな時期でもない限り。
アホな成金とかボロ儲けしてるやつからふんだくる仕事に勝てるかよ。
・・・原発業界でもなくて。
中抜き会社の方が凄いけどw
国から仕事とって中抜きして
振り分けるだけの会社が如何に多いか
巨大企業なんかほとんどそうだろ
除染の作業とか、図書館とか作るときに通す、市長の会社とかだろ?
あれは単なる中抜き会社
振り分けてないよw
安い割に頑張る人が多いという現状を分析した方がよっぽど有意義だと思うんだけど
木暮 太一さんはここ見てるのかな?みてるー?
それ、奴隷・小作人根性ちゃう?
過去の奴隷・小作人根性説を持ち出すなら
学問のススメや文明論之概略を読みこなしていた人達もいたはずなので
そうそう簡単に言える問題かわからない。
がんばってないけど、高い給料のヤツがいるのと、素直に頑張ってるけど、ソレだけでは
給料を上げてもらえないってのが問題なんだろね。
特に、会社とか地域とかに入ったばっかの若い人・ヨソ者に、むやみにがんばりを強制するっていう・・・
東電にたどりつく頃には9倍の価格になる不思議
食品とかは利益を出していない
ODAとかで儲けている。
「資本集約型(製造業)や労働集約型(外食)で非正規やりながら
ブラックブラック言ってる奴は馬鹿」って話
運送作業や輸出手続きとか、全部投げてくる、丸投げ
なにもしない、ユーザーとの価格交渉だけ。
なんの為に居るのかさっぱり分からない。
・商社は給料が高い
・流通業は給料が安い
本物のバカだろこいつwww
あなたの会社の給料が低い理由
1.ズバリ、あなたの会社の「業績」が悪いから
2.あなたの会社が「工場」を持っているから
3.あなたの会社は「利幅」の天井が決められているから
金もらって記事書いてるとこんなしょうもないことしか書けなくなるのかな
もしそれが正しいならメーカーは売上が欲しいだけ商品を生産すればいいってことになるw
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分業社会だから、上流工程の仕事の会社か下流工程の仕事の会社か決まる。下流工程の仕事しか請け負ってない会社は利益は低く、高度な仕事でないので給料は安い。
営業のように物が売れれば売れるほど利益のでる会社と、警備やサービス会社みたいに1人あたりの売り上げが高く出来ない会社もある。
税金泥棒の天下り受け入れ会社だろ