日本企業の収益率が他国と比べて低い理由は失業率が低いから
* * *
なぜ、日本企業の収益率は世界標準に比べて著しく低いのだろうか。その理由もはっきりしていて、日本の失業率が欧米に比べて低いからだ。
日本の失業率は4.2%(2013年2月)で、5%を超えると自殺率が急増するなど大きな社会問題になる。それに対してヨーロッパでは、失業率の低いドイツやオランダでも5~6%、イギリスとスウェーデンは8%台で、フランスを含む南欧諸国は軒並み10%を超えている。スペインに至っては、2013年1~3月期の失業率は27.2%で、16~24歳の若年層ではなんと57.2%が求職中だ。
ヨーロッパの場合は国ごとに労働法制が違うが、業績悪化による整理解雇が認められて
いるアメリカでは世界金融危機以降失業率はずっと9%前後で、昨年あたりからようやく
下がりはじめた(2013年4月で7.5%)。
収益率を上げるもっとも確実な方法は、不採算部門から撤退し、収益性の高い部門にすべての資本(リソース)を投入することだ。ところが日本では正社員の解雇が事実上不可能なため、不採算部門を閉じると従業員の行き場がなくなってしまう。その結果、市場が縮小しているのに撤退できず、各社がひしめきあって価格の叩き合いをすることになる。
収益性が低ければ、当然、事業は赤字になる。これでは会社が存続できないから、あとはコストを削減するしかない。整理解雇ができない以上、残された手段は人件費(賃金)を引き下げることだけだ。
こうして最初はボーナスが削られ、定期昇給がなくなり、社宅などの福利厚生が廃止
され、やがては基本給までカットされることになる。日本の会社は、採算割れの商品を
販売することで自分の首を絞めながら、社員の給料を削って「失われた20年」をなんとか
生き延びてきた。これが日本の物価が上がらない理由で、問題は中央銀行が日銀券を大量に供給しないことではなく、硬直的で流動性の低い労働市場にある。
ソース
http://www.news-postseven.com/archives/20130726_194939.html
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わかるだろう。
労働基準法を改正し、アメリカのように金銭支給を対価とした整理解雇ができるように
すれば、日本企業は余剰人員を一斉に吐き出し、不採算部門から撤退するだろう。その結果、過剰供給もなくなり、採算を度外視した価格戦略も不要になる。そうなれば消費者物価は自然と上昇し、給与も上がって消費が拡大し、売上と純利益が増えて株価も上昇するだろう。
これはまさに、アベノミクスの理想の姿だ。
しかしその代償として、日本の失業率も欧米並みの10%に近づき、街にはホームレスが
溢れ、社会不安がひろがることになるかもしれない。
なにもかもうまくいく、などといウマい話はどこにもない。私たちは常に、なにかを捨ててなにかを選ばなくてはならないのだ。
(連載「セカイの仕組み」より抜粋)
※マネーポスト2013年夏号
-以上-
の洗脳が完成してる日本では無理だな
ということか
いや、現在過渡期なんだよ。
長年の低金利の副作用で利潤率が低下し、
利潤率の低下による資本逃避は始まったばかりだから。
今後利潤率の上昇→過大投資の適性化→失業率の上昇
ががセットで起きると思うよ。
そうなったら自民党は皆殺しにされるだろうな
まるでヨーロッパで政治家へのテロが頻発してるような言い草ですね
歴史的に見ると民衆というのはそうなった場合、人種間闘争へ向かうよ
それを抑えるために失業保険をばらまいている。
日本の失業保険と比べて信じられないほどの給付対象の幅が広い
輸出業ではその差が設備研究投資の差になるので望ましくない
大企業なら一億越え、中小でも数千万円はもらっている
だから収益も低くなるよね
そんなの数十万社ある会社のなかのごく一部だ。
頂点の報酬が高いのは当たり前。
リオネル・メッシとかマイケル・ジャクソンは巨額の収入を得ているけど、
無数のサッカー少年とか芸人の卵はマイナスの収入を得ているだろ。
よくこんな馬鹿でマヌケな記事が書けたもんだな
人件費がネックではあるが、失業率と収益率はまったく関係ない
日本は正規労働者に対する企業の福利厚生の負担が大きい為、人件費がどこの国よりも掛かってしまうのだ
アメリカの場合は、正規労働者の手取り額は良いが、正規だからと言って必ずしも福利厚生までが充実している訳ではない
だから上流から下流へ施すチップ制が根付いている
アメリカの医療費なんて滅茶苦茶に高額だからな
よって、失業率差で収益が増減しているのではない
アメリカの企業はその滅茶苦茶高額な医療費をカバーする保険の保険料払ってるんだぞ。
福利厚生費の負担が少ないわけなかろう。
チップもらうような職業はほとんど福利厚生の負担なんかかからない非正規。
非正規は日本でも福利厚生費ほとんどかからん。
>アメリカの企業はその滅茶苦茶高額な医療費をカバーする保険の保険料払ってるんだぞ。
払ってないってw 会社によるし義務付けられてないからちっとも負担なんてしてないよ。
よっぽど優しいよ日本の方が
自然失業率を人為的に長期にわたって下げることは出来ないんだよ。
レバレッジかければROEは上がるでしょ
逆にもっと金使って人も使えよ
人身売買
奴隷市場
この3点セット
人間の売買が一番利益率が高い
最も売買したいのが人間そのものであることは言うまでもない
残念なことにグッドウィルの折口氏は失敗したが
さらなる人身市場の拡大を目指して頑張ってほしい
そうすれば人間から直接利益を吸いだせる
人間をマネタイズするにはその直接的な売買が一番手っ取り早い
家電メーカーなんか観ててよく思うのは、昔と違ってベストセラー製品を生み出し難い情勢と言うか時代にしちまっている
次から次に前作に毛が生えた程度の製品を単発的に出しまくってコケ倒しているから
シェアを減らしまくるわ
コストも半端ないだろよ
当たらなきゃ試行錯誤の負の連鎖だけで意味ない訳だから
携帯や黒モノ家電はグダグダになってしまったんだろよ
欧米との違いはブランド化の問題で例えばエルメスとかのバッグ10万円のを中国で3000円とかで作って自社ブランドロゴとか最終工程と検品だけして市販したりしていたりする
iPhoneにしてもフォックスコンの利益率とか3%くらいに過ぎない訳で
要は安売りの癖がついて適正な利益を確保出来ていないだけ
あと特に欧州だと失業しても3年間くらいは失業保険で食べていけるし基本飢える構造になっていないから首に出来る
当然その分負担が重い
東欧諸国で法人税15%という国の企業誘致説明会に出たことがあったが進出した日本企業から
確かに法人税は安いが他に外形標準課税があると言われた
シンガポールだと車1台買うと1000万円くらい税金を取られたりするし
あんまり薔薇色みたいなことを考えないほうが良いけどな
すぐ市場が飽和して値崩れ起こして収益が上がらない感じだよな
各業種でプレイヤーが多すぎる感はあるな
寡占もまずいけどそれなりの規模が乱立してるのも効率面から言えばいいことじゃない
日本の失業率の算出方法は欧米と違うだろ
職探ししてないと失業率に含めないんだよ
金食い虫で価値の無い高齢者にかかるコストをゼロにすればいいだけ
のうのうと暮らしてやがる、たまには失業もいいよねみたいで真面目に職探してる風でもない
あれはわからない
生活保護受給者が増えて社会保障費が増え続けるだけなのだが。
コレ書いたヤツは頭おかしいんじゃないか?
竹中平蔵信者か?
なに言ってるんだこのバカは
失業者が溢れた世界で企業がどんな商品を高額で売れるんだよ
国民の可処分所得が最低賃金レベルの世界で企業が利益を出して生き残れるわけないだろ
生保の予算も日本は3兆円超える程度しかしかないから
実際に受給出来る奴は2割未満。
辞めたら積みやすい環境で手厚い西欧とは異なる。
日本の企業が国際競争力を維持できるのは、
国内での熾烈な競争があるからじゃないのか?
とすると、解雇できないから利益率が低いのではなく、
市場で生き残るためには人材育成に費用をかけざるを得ないため、
結果として利益率が低くなっているだけで、
雇用の流動化は短期的には企業に利益をもたらすかもしれないが、
長期的にはマイナス要因になると考えられる。
喧嘩売る訳ではないのだけど
解雇条件を緩和したら、企業は給料分仕事してない正社員を解雇出来る
逆に辞められて困る社員の条件は優遇される訳でしょ
どのラインで切るかが問題であって、ダメな奴の教育に金を使う方がナンセンスだと思う
私は製造業勤務なんだけどさ
ダメな正規を切り、結果出してる非正規を拾って欲しいのが本音かな~
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コメント
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失業者が得るであろう賃金や、労働者が獲得するであろう富を「一部の役員が根こそぎ持っていく独裁型資本主義」の悪い典型的な例。
そりゃそんな途方も無い金額を集めるには「下っ端の社畜(奴隷)から搾取しなければ」そんな利潤が出るはずがない。そういう経営をしてると「商品開発や投資」「最新技術開発」の遅れにもつながる。だから外資系は余程大企業でなければしょぼい所ばかりなんだよね。
役員報酬ばかり欲しがって「組織としては」成長しないから。
最近の日本は何もかも害国化してきたけど、昔の日本企業が大成功を収めたのは「共同体」の概念が強かったから。
無理やりなこじつけに失笑
最終的な結論が「日銀に責任はない」という大胆な嘘で終わっててびっくりした。