上場廃止まで検討されていたソフトバンク株が暴騰したのは”投資会社”として海外勢に認められたため。
(中略)
孫氏が上場廃止を考えたのは、08年9月に米投資銀行リーマン・ブラザーズが倒産した、いわゆるリーマン・ショックの直後である。同年8月半ばまで2000円台で推移していたソフトバンクの株価は、10月28日には636円に大暴落した。あらゆる銀行で融資先への姿勢が厳しくなるとの見方が強まり、借入金の多い会社に危険信号が灯った。
その代表格がボーダフォンの買収で有利子負債が2兆4949億円(08年9月末)に膨れ上がったソフトバンクだった。当時、孫氏は「まるで経営が破綻するかのような勘違いを(金融市場は)している」と語り、風聞を意に介さないそぶりを見せていたが、実際は笠井氏に相談するほど追い詰められていたのだ。
●再び膨れる有利子負債
そして今、スプリントの買収により、ソフトバンクの有利子負債は再び膨れ上がっている。
ソフトバンクの13年上期(4~9月期)の連結決算(国際会計基準)によると、スプリント買収日(13年7月10日)の有利子負債は2兆7582億円だったが、9月時点では8兆8401億円の3.2倍にまで増えている。スプリントがソフトバンクにとっていかに大きな買い物だったのかがうかがえる。
ソフトバンクはM&A(合併・買収)攻勢で13年度中間期決算の売上高、営業利益、純利益がいずれもNTTドコモやKDDI(au)を上回り、国内大手携帯電話会社3社の中で1位となった。
売上高は2兆5986億円(前年同期比72.7%増)、営業利益は7150億円(同66.6%増)、純利益は3949億円(同84.1%増)。売り上げには買収したスプリントの分が上乗せられた。
同社の営業損益は赤字だが、ゲーム会社のガンホー・オンライン・エンターテイメントやPHS(簡易型携帯電話)事業を手掛けるウィルコムを子会社化にしたため、その利益が加わった。
一連のM&A効果で14年3月期は売上高が6兆円以上、営業利益は1兆円以上になると予想している。
ソフトバンクはボーダフォンを買収した時と同様に、スプリント買収では自社の体力をはるかに上回る投資に踏み切った。有利子負債は大きく膨れたが、今回は株価の暴落は起きなかった。
リーマン・ショックで金融市場が収縮していた時とは一変し、現在はアベノミクスを追い風にして株式市場が活況に沸いているという環境の違いが大きかったとみられる。
所々省略しました。ソース全文は
http://biz-journal.jp/2014/01/post_3852.html
http://biz-journal.jp/2014/01/post_3852_2.html
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実際にソフトバンクの株価は絶好調だ。
昨年11月25日の東京株式市場では、同社の時価総額(終値)は10兆円を上回った。
(中略)
外資系証券会社のアナリストは「海外では、ソフトバンクは投資会社としての評価が高まっている」と語るが、同社の13年度中間期決算における負債・資本合計は15兆6045億円と、事業会社としては大きな額だが、投資会社として見れば驚くような金額ではない。ソニー株式の買い占めを進め、エンタテインメント事業の分離を求めている米投資ファンド、サード・ポイントがソフトバンク株式を約10億ドル(約1000億円)分取得したのは、ハイリターンが期待できると踏んだからだ。
投資会社は次々と新しい投資先を開拓しなければならないが、ソフトバンクも昨年10月15日、フィンランドのオンラインゲーム会社、スーパーセルを1500億円で買収。
その4日後には、米携帯端末卸大手、プライトスターを1230億円で買収した。
立て続けのM&Aが投資会社としての評価をますます高め、株価が上昇した。
M&Aの次の標的は米国4位の携帯電話事業会社、TモバイルUS。
ソフトバンクが子会社にした同3位のスプリントを通じ、今春にもTモバイルUS株式の大半を取得する。
(中略)
最先端のモバイルネットサービスが生まれ、今も成長を続ける米国市場でソフトバンクは足場を固める。スプリントとTモバイルUSを合わせて早期に1億人の契約を達成し、米ベライゾン・ワイヤレスなど米国2強に対抗できる事業規模にする。
ソフトバンクは今年も、とどまることを知らずにアクセルを踏み続ける。
-以上です-
借金まみれのソフバンは追従できず、
ソフバンから 大量の契約者を奪えるだろう。
NTTの経営陣がサラリーマンで、大胆経営ができないから ソフバンに舐められている。
空売りで儲かりそうと言う証明でしかないw
日本は、iPhone専用屋で他社と差別化して顧客増やせたけど、アメリカにはそんなの無いからな。
AUで取り扱い始めたらソフトバンクMNPで圧倒されっぱなしだしね。
つい最近は、ドコモに純増1位取られたしね。
アメリカは、相変わらず流出続いてるけど大丈夫なの赤字なんだろ。
瑞穂銀行とか逃げれないから、ソフトバンクがつぶれそうになったら必死に守るだろ。
メガバンクに守ってもらえるなんて心強い。
みずほって一時期、ソフトバンクが融資から社債に切り替えてだして、「みずほ逃げるのかなあ」とおもったらまた融資してしまった。
だったのしっているかい
株式配当利回りより保有資産の時価総額を重視する投資環境ならアリとも言える。 まあ投機筋のババ抜きゲーム会場みたいなもんか。
まあ米スプリント購入の結果、なんか現地で消費者訴訟喰らった時に乗り切れるかどうかが見物だな。
日本と違って逆切れが通じる国じゃあないしな…♪
市場全体が好調であればその投資は成功する
高めに持っていく→電波法免許取り消し→株価暴落。
空売りで、アメリカ投資銀行、ボロ儲け。
韓国の財閥と同じ気質だな。 あっちは財閥全部がそれやってるから破綻するときは国ごと破綻しちゃうが。
フジテレビを守る勢力が日本の検察を動かして、つぶされた。
巧妙な仕掛け
仕掛ける側も助ける側もグルだったという
乗っ取られる前は韓国をあざ笑うような発言が多かったからヤバイなと思ったが
まさか乗っ取られるとは思わなんだ
NTTもKDDIももう国内は競争する気ないだろ、毎年5000億もうかりゃ十分
並の人間ならちびるだろうが
その点は損は確かに天才かもな
そうしないと、貸し込んだ連中が飛ぶからな
膨張できる材料があれば通信会社だろうが資源会社だろうが何でも良いわけ
延々膨張なんてできっこないわけだから、経済的に辻褄を合わせるのは不可能なんだよな
アメリカの主要大都市すべてでLTEを完備できてないのはスプリントだけのようだ。
出来ないのは出来ない事情があるみたいで。
投資の対象としてみてたのかも知れないけど、買収金額つり上げられて、あげくいざ乗り込んでみたら、そのままではどうしようもないおんぼろ通信設備で既存の基地局設備が使い物になりませんでしたなんぞは現場レベルではあんまり笑えない状況だと思うけど。
T-モバイルは健全経営で、積極的な顧客獲得にユーザの支持が集まっているようで
むしろ大手のベライゾンやAT&Tがその対抗策を講じているぐらい。
こんなバイタリティーあふれる会社を買収して経営陣をスプリント側に入れ替えるとなると総スカンを食いそうだが。
2兆円なんかあっという間に返済できるよ。
その後は配当が何倍にもなるから株価も何倍にもなるんだぞ。
Tモバイル買えば有利子負債11兆円だろ。
去年の純利益は三千億弱
>上回る投資に踏み切った。有利子負債は大きく膨れたが、今回は株価の暴落は起きなかった。
いやボダフォンを買った直近の純利益とスプリント買収直近での純利益を比較してから言えよ
今回は利益に対してそんな無茶な負債じゃないって分かるだろうが
前の借金を相殺するために、だんだん投資規模を大きくしていかなければならない。
投資家の金が底をつくか、次の大規模な投資先がなくなったら倒れる。
あと、投資による期待感も維持し続けなければならない。
世界で勝負出来る体制を今の内に整える為の買収策行ってる方が、
株式市場では評価されがち。
というか、実際そうしないとこは、そうしたとこに大抵後で滅ぼされるか、買い叩かれる。
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コメント
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コメント (3)
尚、巷ではソフトバンクとは言わず「禿」と呼ぶ。
買収をひたすら成功させれれば超巨大企業に、失敗すれば倒産
買収をしなければいつか買収を成功させ続けてる会社に飲み込まれる
TPPのことを考えると、ソフトバンクのやり方はいちおう理解はできる
グーグルとか毎日のように買収してるし、買収における規模拡大は常識だろ?