東日本大震災から6年。あのとき東電株に手を出していればどうなっていたのか?
東北地方太平洋沖地震が発生したのは、2011年3月11日の金曜日14時46分。東京株式市場の大引けまであと14分という時間帯だった。体験したことのないような揺れが東日本を中心に襲い、ただならぬ状況が報道などで伝わりはじめると、株式市場には売りが殺到。
1万350円前後で推移していた日経平均は1万254円と前日比180円安まで急落し、安値引けとなった。時間さえあれば、さらに下げたであろう事は明らかだった。週末のTV報道では、東北地方太平洋沿岸部の津波や福島第1原子力発電所で水素爆発や放射能漏れの事故が明らかになるなど、地震の被害の状況が刻一刻と報道され続けた。日本全体に絶望的な気分が蔓延するのに時間はかからなかった。
週明け後の14日の東京市場は売り気配で始まった。日経平均は、210円安の1万44円で始まり、ほぼ一貫して下げ、634円安の9620円と1万円を割りこんだ。翌15日も原発事故の状況がさらに悪化したことで日経平均は大幅続落、一時1392円安の8227円まで下げ、引け値は1015円安の8605円と9000円を割り込んだ。地震後、安値は3日で20%ほど下げたことになる。地震から4営業日目の16日にはやっと初の反発となり、488円高の9093円まで戻した。
大地震が報道されると、為替は一瞬円安に振れた。日本を懸念する売りで、82円台後半だったドル円は一時83円前半まで売られた。電子取引が主流になっている現在では、大きな地震がニュースのヘッドラインに流れるとその国の為替や株式市場を売るというアルゴリズムが存在しているという。当時のトレーダーたちも大地震の初期は「株売り、円売り」で対応したのだ。
ただ、地震の被害が想定をはるかに上回ることが分かり始めると、11日夜のロンドン市場では早くも為替は円高に切り返しはじめた。損害をカバーする資金や復興資金調達のために、保険会社や金融機関は所有している外債を売り、資金を円に環流させる(レパトリ)との見方や、復興資金捻出のために長期の円債を大量に換金するため円金利が上昇するとの見方が広まったためだ。
想像を超えるような大きな災害では、災害を受けた国の為替が買われることがあり得る。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロでも同じような観測でドルが買われた。東日本大震災後、円は12日に81円台後半まで買われた。その後も円高トレンドは続き、11年の10月の歴史的な円高75円をつけることになる。
9割下げた東京電力の株価
東京電力 <9501> の福島第1原子力発電所のメルトダウンによる放射線物質の放出事故も衝撃だった。地震前の3月10日の東電株の値段は2153円。11日はまだ東京電力の事故が判明していなかったため2121円と32円安程度だったが、週明けの14日から3日連続ストップ安で場中には寄らず、17日になってようやく全株一致の741円で寄り付いた。わずか4日間で6割以上下げた。
寄り付かないので売りたくてもほとんど売れない状況だった。東京電力は高配当の優良株として、機関投資家だけでなく多くの個人投資家が長期保有している株だった。前年の2010年には29年ぶりの株式の公募増資をして、国内と海外で約2億5000万株を売り出し、約5500億円を調達したばかりだった。
公募増資で株主になった個人投資家も多かったことだろう。福島第1原発の事態は悪化し続け、東京電力の巨額の賠償金の懸念で、3月28日から東電株は再び3日連続のストップ安となり300円をも割り込んだ。結局、地震後の安値をつけるのは12年7月の120円。地震前日からは90%以上の下落だった。2017年3月10日の終値が428円、地震後の安値からは約3.56倍となっているが、震災前の株価には大きく届かない状況だ。
想定をはるかに上回る事故後の株価の動きで教訓的な事を言ってもしかたがないと思うが、チャートや指標などテクニカル面や、見た目の低PERや好配当で買った投資家はほとんどロスカットせざるを得なかった。保有していたのならできるだけすぐにロスカットする、保有していないのならマネーゲームには参加しないといったことが投資行動としてはベストだった。
東京電力の株価は、アベノミクスでの株高の恩恵で2015年には事故後の高値939円を付けている。ただ、2016年12月に経済産業省が福島原発事故の処理費用が2014年時点の当初見込み11兆円から21兆5000億円にまで膨らむ見通しを発表すると、東電株は再び下落トレンドに入り16年3月には安値の343円まで下げることになる。
引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1489286243/
そういう記事期待してたのにダラダラ書く糞記事だよな。
東電潰して誰が負債被るんだよ脳弱www
>>9
めちゃくちゃ効率化できるだろうが、ジェラなど火力は中電に(現状から役員負担半分以下にできる。
送配電なども関電や中電の傘下にして、コストは半額以下。原子力委員会のコストもかなり下げれていたであろうし。
国民負担のコストが全然違うだろ。
>>12
電力会社のような広域事業の人件費(役員報酬含む)ってスケールメリットが効かないんだよ。カバーする地域が広くなると結局それを補うだけの経費がかかる。
それに原発事故の費用は直接・間接含めて電気代に上乗せされるので、どこが東電の代わりをやってもユーザー負担は変わらないと思うよ。
確かにベテラン投資家ほど電力株は安定していたから持っている人が多かったよな。
リスクを避けて堅実に投資したひとたち。
15: FX2ちゃんねる 2017/03/12(日) 11:57:10.58 ID:/68vvkpv.net
尼崎脱線事故で、JR西日本は潰れなかった。
江戸時代の改易システムを取り入れるべきだよな。
東電は300円台で買いまくって800円台で売ってボロ儲けできたけどな
その他でやられてるから気分悪い
100株だけだが、3月14日の最初のストップ安の日に比例配分だが売れていて、損したけど、すごく嬉しかったのを覚えてるよ
それ以来、原発保有している純粋な電力株は買っていない
恥ずかしながら3.11の時東電ホルダーだったよ。10年以上ホルダーだった。
当時は家族を守るのに精いっぱいで新聞の株価欄を見る余裕もなかったな。大損害だったけどまあ仕方ないな。
俺はマジで震災前に全財産を東電株にぶっこむ所だったわ。
https://www.fx2ch.net/archives/43944659.html
28: FX2ちゃんねる 2017/03/12(日) 13:20:59.45 ID:CnXrLLq8.net
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コメント
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コメント (12)
大災害とか○○ショックとかがあると買い向かうチャンスではあるわな。
倫理的にどうかは置いといて。
素人の意見だけど
底で大量に買ってもそっから上がった株なんて誰が買うんだ?って感じだけどな。
普通に考えればみんな底で買いたいだろ?上がった株なんてそっから上がっても微増なんだし
むしろ下がる確率のほうが高い。仮に上がっても高い株を買う人なんてもっと減るんじゃないの?
何も知らない鴨にでも買ってもらうのか?
企業規模、収益、配当利回り、過去の株価、などを比較して割安なら買うだろ
素朴な疑問でいいと思う
いや皮肉じゃなくて素直に
東電社員は今もヌクヌク厚遇で生活しておりますw
2010円くらいで持ってたなぁ
小泉政権の頃に2000円割れした日があってニュースになってた思い出
元手10万円、すべての事象を知り尽くした状態で10年前に戻ったとして、株取引のみでいくらまで増やせるのかね。
10兆いく?
こんなの内部情報持ってる奴がぼろ儲けしてるやろ。ワイはこわくて東電の株は買えなかったけどな。
先物ではこの時儲けさせてもらったわ。
完全国有化の話まであった会社に手をだす気になった奴がいたなら、
内部情報かただのギャンブラー
うちの父親230円で2万株くらい「東電を応援するため」って言って買ってだけど(定年した東電じゃない電力マン)だったけど800円くらいになったら速攻売ってたな。ただの株取引上手い人だった。
トレーダーじゃないと手を出さんわな。
JALみたいな完全国有化みたいな可能性もあったわけだし。
真っ先にJALの100%減資思い浮かんだ人多かったよな。
取り巻きのきな臭い連中も、ちらちら群がっていたし
普通はやらない可能性が極めて高いけど
あの民主党政権じゃやりかねない…って意識は少なからずみんなあった。