ギリシャのユーロ圏離脱=グレグジット発生時の株や為替への影響
1: Hi everyone! ★ 2015/02/21(土) 15:20:54.59 ID:???.net
2012年にギリシャのユーロ圏離脱が現実味を帯びた時にはユーロ圏から資金が流出したが、現在では欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れ策が、これまでのところは離脱をめぐる不安を和らげている。しかし、反緊縮を訴えるギリシャ新政権と国際債権団の協議は難航しており、今後の状況によって「グレグジット」の可能性が高まれば、市場が一気に不安定化する恐れもある。
投資家はギリシャのユーロ圏離脱が現実となれば、通貨ユーロが下落し、海外資金は米英資産に退避、欧州株は下落するとみている。また、欧州を投資対象とする投資家は損失回避のためドイツ国債を購入することから、ユーロ圏の低格付け国の借入コスト急上昇が予想されるという。4000億ユーロの資金を管理するアバディーン・アセット・マネジメントのパトリック・オドネル氏は、「海外投資家の多くはユーロ圏を離れるだろう。過去にも同様のことが起きた」と述べた。
現在の支援策は28日に期限を迎えるが、オーストリアのファイマン首相は、ギリシャの離脱がどれほどの波及効果を及ぼすかは誰も予測できないと述べた。米モルガンスタンレーは今週、顧客に対し、ギリシャがユーロ圏を離脱した場合、どのように損失を制限すべきかについての見解を示した。これにはユーロ安と米英国債の利回り低下を見据えた取引や、デフォルトに備えた銀行株売りといったアドバイスが含まれている。ただ、投資家が「グレグジット」の脅威から身を守る措置を取っているという証拠はほとんどみられない。
最新のロイター調査では、年内に「グレグジット」が現実になると考えるエコノミストは25%にとどまった。シティグループによると、2012年の金融危機時に「グレグジット」を予想したエコノミストは90%だった。ギリシャ以外の市場は、反緊縮を掲げる政党が注目を集めているスペインやアイルランドも含め、大きな混乱は起きていない。アバディーンのオドネル氏は、ECBによる3月の量的緩和策導入が価格をさらに押し上げると予想し、ユーロ圏周辺国の低格付け国債への投資を続けている。
インサイト・インベストメントのポートフォリオマネジャー、ガレス・コールスミス氏は、ECBの量的緩和がなければ、経済が弱いポルトガル、イタリア、スペインなどの借入コストは既により高い水準に達していただろう、と述べた。こうした借入コストの上昇は、ギリシャのユーロ圏離脱がドミノ効果を及ぼし最終的にはユーロ圏の崩壊につながると懸念された2012年に起きたことだ。
それ以降、ECBはユーロ救済のために必要な措置は全て講じるとの姿勢を示し、欧州の金融システムには厳しい健全性チェックが行われてきた。そしてECBは量的緩和(QE)を発表。これは債務の「相互化」に向けたロードマップ(行程表)だと幅広く受け止められている。ただ、インサイトのコールスミス氏はECBの対応は十分でないかもしれないと指摘する。「投資家心理のシフトが大きければ、ユーロ圏が受ける打撃を防ぐのではなく、和らげるだけの効果しかない」との考えを示した。
海外からの投資資金がユーロ圏から流出し、既に下落しているユーロをさらに押し下げる可能性もある。続いて、ヘッジファンドがギリシャに次いでユーロ圏を離脱する可能性の高い国を標的にすることも予想される。ギリシャ以外で国債が唯一投機的(ジャンク)等級のポルトガルが対象となることは明らかだ。
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0LO0EE20150220
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2012年と異なる点は、 国を超えた政治思想の波及も投資判断に影響を及ぼす可能性があるという点だ。スペインでは左派政党「ポデモス」が台頭し、年内の総選挙を前に世論調査でリードしている。
ただ、「グレグジット」後の市場下落を前向きに受け止めようとする投資家も存在する。ラザールフレール・ジェスチョン(パリ)のチーフエコノミスト、Julien-Pierre Nouen氏は、欧州の成長は改善し、銀行融資は回復の兆しを見せていると指摘。QE開始も踏まえ、ユーロ圏株式の投資判断を「オーバーウェイト」に据え置いているとした。「下落すればどの市場でも買う。10%下げれば必ず買いを入れる」と述べた。
ギリシャ離脱となれば、投資対象がユーロ圏内に限られている運用担当者らは当初は安全資産に資金を動かすことが予想され、多くはドイツ国債を購入するだろう。ただ、大半のドイツ国債の利回りはマイナス圏に下がっていることから、投資家は資金を投じて貸し出しを行っていることになる。
英ロンドンを拠点とするファンド「ブルーベイ」のポートフォリオマネジャー、マーク・ダウディング氏は「金融市場でよく焦点となるのは恐怖と欲の対比だ」と指摘。「恐怖が強まれば、現在の水準でも国債は買われる」と述べた。
(John Geddie記者 翻訳:本田ももこ 編集:加藤京子)
ただ、イタリアとかスペインのユーロ離脱を唱える団体に飛び火するとやっかい。
いやいやいや
全く織り込んでねえし
ギリシア切るだけで済むならとっくにやってる
PIIGS全部いつ切るか?って話になるともう纏まらんだろ共同体なんて
たとえギリシャが地球上から消滅しても、現実的に何の問題もない
ハゲタカ・ファンドはいい加減にしとけよ
ギリシャの人口は1100万人
GDP世界43位
こんなゴミが地球上から消えても何の影響もない
むしろこれ以上お騒がせを続けるなら消えてくれる方が全世界に利益をもたらす
100倍取引で、チャンスを生かせ
ようにしておく仕組みが必要だろう。
EU「ぐぬぬ・・・」
でギリシャ勝利宣言だもんなw
今回は乗り切れたのかもしれんが、EUとしての大義を掲げたところでいつか破綻するんじゃないの?
ドイツ人じゃなくてもブチ切れだろ。ギリシャにあんなことやられてたら。
比較的格差のすくないEUでこれだもんな。 共同体の難しさだよね。ま、「壮大な実験」だから頑張ってほしいがw
見た目勝利宣言だけど実際は月曜まで待ってもらっただよ。
ギリシャ財務相も言ってるけどこれから不眠不休で月曜までにEUが納得できるギリシャ側の緊縮案を提出しないといけない。
しかもそのときはギリシャが自分でできると言ったんだろwと突き上げられることになる。
離脱させる大義名分が有るだろう
でも、それを認めちゃたんだからどちらにも非が有るな
↓
ギリシャのすべての銀行は数日間業務を停止し、ユーロに押印して「新ドラクマ」とするか、あるいは新たな紙幣を印刷しなければならない
↓
新ドラクマはユーロの半分またはそれ以下の価値にしかならない
↓
インフレーションを誘発
↓
ドラクマの価値の下落を止める為、金利は30%から40%に上昇する
↓
住宅ローンなどローンの支払いが不可能となる
ギリシャ国内の銀行からユーロを引き出し始める
↓
ギリシャ国内の銀行の破たんを避けるために銀行は国有化される
パニックが治まるまでの間資金移動を規制する
↓
ギリシャの一人当たり国民所得は55%減少し、新通貨の価値はユーロの65%まで低下、すでに5年目となったギリシャの不況はさらに22%深刻化する
また失業率は現在の22%から34%に悪化し、現在2%のインフレ率は30%に跳ね上がる
↓
ユーロ圏の株価は50%急落[14]、緊縮財政と消費の低迷でユーロ圏の企業収益は2割から3割減少する
特に中国・アメリカにとって欧州は最大の貿易相手国であることから、欧州が経済不況に陥れば、世界中に波及し、経済成長率は世界中で鈍化し得る
Grexitの見通し
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%B0%E3%AC%E3%B0%E3%B8%E3%83%E3%88
ミサイル基地さえあればヨーロッパはいつでも殲滅できる。
なかなか素直にドルが上がらない。
早くケリつけてくれよ・・・
ECBがQEをギリシャに集中したら
6月に見通し立つか
神聖ローマ帝国領外だしな
中国への投資マネー(欧州経由してる資金全部)が逆流して
思わぬ所が危機になる罠
ユーロで物を売りまくってる韓国とか中国とかケツが燃え始めてるのは予兆だよねw
与謝野がリーマン・ショックを蜂に刺された程度と軽視し、麻生も同調して
対策もとらずに日本経済は危機に陥ったからな。
韓国や中国のケツが燃えれば、日本にも火の粉が飛んでくると考えるべき。
軽視してたらまた、同じ轍を踏むことになりかねない。
ぶっちゃけEU=ドイツ+(少しα(リヒテンシュタインとか))と言っても
過言じゃない。後は不良債権w。
それを支援と引き換えにドイツなどに譲れ
昔のように金の代わりに奴隷や領土を渡す訳にはいかんからそれくらいしかない
資源がたくさんある国なら一定期間の採掘権を譲るなど出来るんだけど
EU離脱させないとユーロは終焉を迎えるな。
ギリシャの国債はユーロ建てなんじゃないの
ギリシャとしても解決になってない気がするんだけど
ギリシャはユーロに加盟する以前は何回もデフォルトして国の借金をチャラにした実績がある。
今回、ユーロから離脱すればデフォルトすることができる。
債権者はユーロを信用してギリシャ国債を買ってたのにたまったもんじゃないが、離脱するならデフォルトが容認されてしまう。
市場が前回程反応していない。
ギリシャがどうなるかわかんないからってことで富裕層がこぞって安定資産の金に変えてるとさ
一番笑うのが「主にギリシャの富裕層」が金に換えてるんだと
ほんとこのギリシャって国はどうしようもねえな上から下までと思ったわw
どっちにも転びかねん。これに乗じたFXは危険な香り。
引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1424499654/
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コメント
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コメント (4)
ギリシャを切り離すとロシアの影響下に入ってEUの安全保障が脅かされる。
難しいところだな。
ドイツ・フランスはアメリカの影響力を削ぎ落としつつロシアとは友好関係を築いてEUの
独立性を高めたかったのだろうが、肝心の経済がダメダメで政治的にも分裂の危機。
冷戦時代が懐かしくなってるんじゃないか?
ううむ。財政が厳しいのは間違いないロシア
を締めるためにいま少し原油安が続くのだろ
うか
ロシアガーなんて意見があるが、ロシアと組んだところでギリシャがEU加盟で手にした法外な豊かさなど手に入るわけもなく。
(EUがギリシャのために用立てたのが約33兆円、ロシアのGDPの1/6に上る。こんな金がポンと出るなら、自国の社会保障ももう少しマシだろう)
それにギリシャにロシア黒海艦隊が出るにはボスポラス海峡通過が必須だから、ギリシャのロシア接近は、EUのトルコへの更なる接近を呼ぶだけ。
(かつて西欧と組んでトルコからの独立戦争を戦ったギリシャが、西欧に見捨てられて宿敵トルコが盟友に選ばれるとか、中々のブラックジョーク)
2年前のギリシャも経済システムのリスクを盾に脅してただけで、ドイツと北欧も2年で外堀を大分埋めてしまい、同じやり口でより先鋭化しただけのSYRIZAの手法では先が無い。
国内で失望されて叩かれたら、いつまで政権が持つのやら。
で、6月になったが、みんなの予想どおり大モメになって、
乾いた笑いしかでんわ・・・